田中 泯さん

2017-02-04
先週の週末、
水戸芸術館で田中 泯さんがダンスで出演される、
「秘境・魔境」と題された公演を見てきました。


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「田中 泯さん」

私が20代はじめの頃、
一度友達に田中 泯さんの舞台に連れていってもらったことがあります。

どこだったんだろう?中野とかその方面の、小劇場。
何にもない舞台での単独公演でした。
(↑すでに頭の中でイメージ化されてて、間違いかもですが、、)

とても衝撃的だったので、ずっと気になっていたのですが、
それからは機会がなく。


インターネットの時代になり、
でも検索をしてみても見つからず、
もうやめてしまったのかな?と思っていたのですが、

一昨年でしたっけ、NHK朝の連続ドラマ「まれ」の「がんじさん」役で再会!
一目見てすぐに分かりましたとも!!

それと、検索に引っ掛からなかった理由も。

私、「田中 泯」さんのこと、「田中 民泥」さんと、間違って覚えていたのです。

これ私的あるあるで、名前をなんとか雰囲気で関連付けて覚えようという。
だいたいが、人の名前を覚えられない人なので、こういうことがよくあるんです。


それから田中 泯さんのHPをチェックするようになり、
今回、20数年ぶりに行き合えた感満載で公演に出向いたという訳でした。


変わらず深怖い世界観でした。

そして変わらない田中泯さんの存在感たるや。
舞台に出てこられたのを見ただけで、なんかすごかったですもん。

椅子とあと、身に付けた衣服だけが小道具で、
そうなると必然、その椅子も衣服も靴も、舞台の柱も壁も床も、意味を持ってきます。

柱にもたれかかるだけでもゾワゾワです。
靴を脱ぐ動作だけでもみぶるいです。



田中 泯さんのダンスがなんなのか、うまく答えられないけど、
みんな日々感じている様々な葛藤とかそういうものなのかもしれません。
人として普遍的なもの、でしょうか。

だからずっと奥深いところに残るんだよな、、、。



20数年の間、私にもいろいろなことがありました。
もちろん、田中 泯さんにもあったことでしょう。

でもその間ずっとずっと、躍り続けてこられたんだな、と。
私が見失っている間も、ずっとずっと、一本道を歩いてこられたんだな、と。

田中 泯さん頭のてっぺんから足の指の先までが、その時間でした。
ほんと、素晴らしいです。




もうなかなかチャンスはないかと思い、
今年小6になる娘を連れて行きました。

あはは、相当きつかった模様。
隣の席で、文字通り「魔境」をさ迷っておりました。

でも、舞台上の田中泯さんと一番シンクロしてたのは、あなただったわよ(^.^)







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